シャーロック・ホームズの災難(上)

居間の文庫本棚の、三段目・右から17番目。

「シャーロック・ホームズの災難(上)」エラリー・クイーン編 中川悠朗・乾信一郎訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 昭和60年 11月15日 2刷 440円

エラリー・クイーン編による、シャーロック・ホームズの偽作贋作を集めたアンソロジー。
もう、この事実だけで嬉しい。嬉しすぎる。あまりにもおかしい収録作品たちを紹介すると、

第一部 探偵小説作家篇
「ペグラムの怪事件」ロバート・バー
「遅かりしホルムロック・シアーズ」モーリス・ルブラン
「洗濯ひもの冒険」キャロリン・ウェルズ
「稀覯本『ハムレット』」ヴィンセント・スタリット
「ホームズと翔んでる女」アントニイ・バークリー
「婦人失踪事件」アガサ・クリスティ
「高名なペテン師の冒険」アンソニイ・バウチャー
「ジェイムズ・フィリモア氏の失踪」エラリー・クイーン
「不思議な虫の冒険」スチュアート・パーマー
第二部 著名文学者篇
「二人の共作者事件」サー・ジェイムズ・M・バリー
「大はずれ探偵小説」マーク・トウェイン
「盗まれた葉巻入れ」ブレット・ハート
「シャムロック・ジョーンズの冒険」O・ヘンリー

以上13編。
とにかく、これは面白い。そして、作者陣の豪華なこと。(O・ヘンリーまでも!)
私は、全作好きだが、最も笑い死にそうになったのは「二人の共作者事件」である。
もう、机叩いて笑った。サーの称号の方が、こんなもん書くんじゃないよ。馬鹿だねーー。
こんな素晴らしい書物だが、素晴らしすぎたのか、ドイルの遺族からクレームが付き(粋じゃないねえ)、発禁となってしまい、初版本など、稀覯書扱いだそうな。

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