居間の文庫本棚の、三段目・右から18番目。
「シャーロック・ホームズの災難(下)」エラリー・クイーン編 中川裕朗・乾信一郎訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 昭和60年1月15日 初版 400円
前の記事で紹介したものの下巻。
収録作品は、
第三部 ユーモア作家篇
「アンブロザ屋敷強盗事件」R・C・レーマン
「未知の人、謎を解く」J・K・バングズ
「ホームズ氏、原作者問題を解明す」J・K・バングズ
「欠陥探偵」スティーヴン・リーコック
「名探偵危機一髪」スティーヴン・リーコック
第四部 研究家その他篇
「テーブルの脚事件」ゼロ(アラン・ラムジイ)
「四百人の署名」R・K・マンキトリック
「われらがスミス氏」アズワルド・クロフォード
「天井の足跡」ジュール・キャスティエ
「シャーロック・ホームズの破滅」A・E・P
「廃墟の怪事件」オーガスト・ダーレス
「メアリ女王の宝石」ウィリアム・O・フラー
「キトマンズのルビー」ヒュー・キングズミル
「最後のかすり傷」レイチェル・ファーガスン
「編集者殺人事件」フレデリック・ドア・スティール
「カンタベリー寺院の殺人」クマー&ミッチェル
「消えたご先祖」医学博士ローガン・クレンデニング
「悪魔の陰謀」リチャード・マリット
「クリスマス・イヴ」S・C・ロバーツ
「不死の男」マンリイ・ウェイド・ウェルマン
以上、20篇。
ドア・スティールの「編集者殺人事件」が面白い。「クリスマス・イヴ」みたいなのもいいなあ。「欠陥探偵」も……って言い出すと、結局全部誉めることになってしまう。
いやー、ホームズパロディって、なんでこんなに楽しいんだろう。
彼が(ワトスンも含め、「彼ら」が、と言った方がいいか)伝説だからか。どんなミステリ好きにとっても、最初の憧れだからだろうか。
ホームズまでいくと、もう歌舞伎みたいなもので、一種の様式美の世界なのかもしれんな。様式があるから、それを破ったり、ひっくり返したりして遊ぶことができる。
このアンソロジーは、一編ずつ、クイーンの丁寧な紹介文がついている。中には、面白情報とか、衝撃的発言とかも見受けられるので、紹介文は、すべて飛ばさずに読むことをおすすめしたい。
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