居間の本棚(中)、棚№2。
「生花に於ける美の性格」西川懏 一條書房 昭和18年10月15日 2円60銭(1500部)
古書で購入。店も、値段も忘れたが、古書市だったと思う。
本書は、タイトルを見ると、いかにも「いけばなの美の本質に迫る本」みたいだが、内容はごく一般的ないけばなの基本情報書である。昭和の初めごろには、良家の子女の本棚に、こういう本があったんだろうなあというような本である。
この本、全体的に変色して、こんがり小麦色みたいになっている。しかし、本としては、ほぼパリパリにきれいなままである。私の前の持ち主さんは、良家の子女だったかどうか知らないが(立石さんていう人だ。判子が押してある)、熱心にこの本を読んだ人ではなかったようだ。
私も、ちょっと物足りない本なので、ほかの本のようなえげつない読み方をしていないため、本書はかわいそうに美本のままである。(わが家では、愛された本ほど美本でなくなるのである)
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