居間の本だな(中)、棚№1。
「花―美への行動と日本文化」西山松之助 日本放送出版協会 昭和44年10月20日 初版 680円
古書で購入。立石の岡島書店で、400円で買ったらしいが、店で買ったような気がしないので、古書市だろうと思う。
これも、「花の文化史」的な本だ。
こんな箇所がマークされている。
利休は、ただの花ではない朝顔以上の朝顔をデフォルメしようとした。
それにしても、どうして、日本人は花を盗もうとするのであろうか。なぜ自分ひとりだけのものにして楽しもうとするのであろうか。
どちらの花も、日ごろのしばられた自分を、もっと自由な、花々しい、開放された世界に遊ばせるか、あるいは、見失っていた生命を生き生きと呼びもどして本来の自己をとりかえすか、という、心のふるさとにつながる役目を果たす。それが花である。花とはそういうものなのである。いけばなというのも、このような集団の花と孤の花の二つの役割をみごとに果たしているのでなければ、それはいたずらに色や形の外面造形に終わった無意味なものにしかすぎないのであろう。
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