小さないけ花100

居間の本棚(中)、棚№3。

「小さないけ花100」勅使河原霞・霞グループ 婦人画報社 昭和39年4月20日 320円

どこで入手してきたのか不明。草月流の複数作家の作品集ムックである。
私にとっては、本書に収録の作品写真の見所は、「線」である。
作者の先生方は、「線だけじゃないわよ」と言われると思うが、私には特に「線」が注目ポイントなのである。
なぜなら、最近のいけばなが、なかなか引かないような線が見受けられるからだ。
そして、「ちょっとこれは真似すらできないな」と思う作品は、表紙を飾っている作品(どこにも書いていないが、当然「勅使河原霞作」だろう)である。
ひまわりの散らしっぷりがすごいのだ。普通、いけばなの常套手段として、もう少しどこかに固めようとするものである。なぜなら、そうした方が、強弱対比をたやすく明確にできるからだ。
この作も、線が暴れて骨格となっているのだが、それにしたってこれだけ散らすのは勇気がいると思うのだ。仮に、私が真似したとしたら、「ずっこけフラワーアレンジメント風」になるのが目に見えるようである。

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