居間の本だな(中)、棚№1。
「いけばな史論考―池坊を中心に」大井ミノブ・小川栄一 東京堂出版 1997年8月31日 初版 3800円
古書で購入。星野書店で2500円で買ったらしい。
本書は、私の本棚の中では、もっとも「学問的」ないけばな書だと思う。
サブタイトルにあるとおり、池坊が主に語られている。「池坊が主」というか、「池坊の歴史の本だ」と言ってもおかしくない本だ。特に詳しいのは、宮廷立花についての記述である。
このような内容は、一見、「草月門弟の私」には関係ないようでありながら、実は興味深い資料なのである。このような本を読むと、「いけばなが、その時代の何に寄りかかって生き延びてきたのか」が分かるのである。つまり、社会とどうつながってきたか、人の原初の衝動みたいなものと、どうつながってきたのかを考えることができるのである。なので、「過去の創造なんかに興味無い」とか言ってはいられないのである。
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