吸血鬼の花よめ ブルガリアの民話

居間の文庫本棚の、4段目・右から32番目。

「吸血鬼の花よめ ブルガリアの民話」八百板洋子編・約 福音館書店 2005年11月15日 初版 600円

児童書である。何のために買ったのか、よく覚えていない。ブルガリアの民話を12編収録してあるが、吸血鬼関係は、タイトルの「吸血鬼の花よめ」一編だけである。

「吸血鬼の花よめ」は、ある王様の、三人の娘の末っ子が(末の娘が何かするよね、民話って)結婚することになった相手が実は吸血鬼だったというお話し。でも、ハッピーエンドだから心配ご無用。

世間では、吸血鬼といえばドラキュラが最も有名である。あれは吸血鬼退治の話なので、吸血鬼よけ&吸血鬼殺しの方法は知っていても(大蒜とか、十字架とか、杭で刺すとか)吸血鬼になった者を、人間に戻す方法を知っている人は少ない。
「吸血鬼の花よめ」で示されている、「吸血鬼ののろいを解く方法」とは、「吸血鬼の帽子の下から鍵を取り、彼の胸の扉を開けて、中をのぞく」というものだ。
胸の扉ってなんじゃ、とお思いだろうが、東欧の吸血鬼伝説では、たまにこれが登場する。
吸血鬼の胸には、鍵のかかった門があって、それをあけると、どの伝説でも、大抵「騒がしく、大勢の人の声がしている」とされている。扉の中に町がある、という伝説もある。要は、暮れのアメ横みたいなものが体内にある、という設定だ。どういう設定なんだろ。
何かしら、意味があるのだろうと(宗教的な意味とか)私は想像するのだが民俗学者ではないので、本当の理由は分からない。

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