吸血鬼

居間の文庫本棚の、4段目・右から30番目。

「吸血鬼」リチャード・マティスン HPB 昭和44年7月31日 6版 定価270円

古本屋で購入。わりと最近(とは言っても2~3年内だけど)の購入のはずだが、どこから買ったか忘れてしまった。(@ワンダーだったかも)
周囲の人間がすべて吸血鬼になってしまい、その中で自分を守りながら生きる男が主人公である。
吸血鬼小説と言うのは、基本的に、「吸血鬼VS吸血鬼ハンター」の物語になることが多いものである。
そして、吸血鬼ハンターが勝利してめでたしめでたしとなるか、吸血鬼がはびこるバッドエンドになるか、どっちかに決着が付くわけだが、この作品は、そのどっちでもない。このへんは、さすがマティスンである。

実を言うと、私はつい最近、この本を読み返したばかりである。そして、読んでいるときに、ふと、何の前触れもなしに、ある新しい認識が、自分の脳内に生まれるのを感じた。
それは、「マティスンより、星新一の方が上だな」ということだった。

私が、「吸血鬼」に何を感じ、そう思ったのか、正直言って本人にもよく分からない。しかし、胸の中に生まれたとき、それはすでに確たる認識であり、決定事項であった。(星新一、最近読んでないのに、なぜなんだろう?)

あっ。今思い出したが、星さんにも「地球上、自分以外は全部吸血鬼」なシチュエーションの作品があったな。無意識にあれと比べたんだろうか。

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