日本の生花

居間の本棚(中)、棚№2。

「日本の生花」西川一草亭 河原書店 昭和17年11月20日 3刷 2円

もちろん、古書で購入。水明洞で、5000円で買ったらしい。
……え? 5,000円?
こんな本に?

いや……別に悪書じゃないのだが、世間が思っているほどの好著ではないと私は思うのだが……。

本書は、文人いけで有名な西川一草亭の、いけばな書である。
「いけばな書」というか、いっそ「いけばなエッセイ」である。「いけばな指南書」と言うのは、ちょっとふさわしくないと思う。

私は、正直この本は「ぬるい」と思う。一草亭が、誰をターゲットにしてこの本を出したのかが、私には全くわからん。読む価値が無い本とは言わないが、いまさらこんなことを、「偉大なる一草亭」に教えてもらおうとは思わない。こんなことは、「自分で考えるわい」と言いたい。
私は、一草亭の、この「ぬるさ」が嫌いである。何度も書いたことがあるが(このブログには書いたこと無かったかな?)、一草亭と中山文甫は、みんなが思っているより、ぬるいし、浅いと思う。中川幸夫、勅使河原蒼風とは、覚悟のほどが違うよ。

しかし、その割りに、私は本書にはマーキングをわんさかしてしまっている。付箋、傍線、角折という、いつものやり方である。
5,000円も出して買った本だが、私は基本的に「本を値段で差別しないことにしよう」と思っているので、このような本でも、平気でページの角を折ってしまう。本書は、場所によっては、ガラスケースの中に仕舞われていることがあるのだが、我が家ではそんなこたあ関係ないのである。

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