ドラキュラのライヴァルたち

居間の文庫本棚の、三段目・右から25番目。

「ドラキュラのライヴァルたち」マイケル・パリー編 小倉多加志訳 ハヤカワ文庫 昭和55年9月15日 初版 380円

古本で購入。私の買い物にしては高かったような記憶がある。(いくらだったかは忘れた)
吸血鬼もののアンソロジーで、収録作品は、

「変身」ラムジーキャンベル
「謎の男」作者不詳
「カルデンシュタインの吸血鬼」フレデリック・カウルズ
「墓地の管理人」ジャン・レイ
「マグナス伯爵」M・R・ジェイムズ
「ベールブラウ荘奇談」E&H・ヘロン
「生ける亡者の死」E・エヴァレット・エヴァンズ
「生ける亡者の恐怖」マンリイ・ウェイド・ウェルマン
「コウモリはわが兄弟」ロバート・ブロック
「血の兄弟」チャールズ・ボーモント
「最後の手段」デイヴィッド・ドレイク
「夜だけの男」スティーヴン・アトリー

以上、12篇。
この中では、ボーモントの「血の兄弟」がダントツで好きだ。現代風というか、吸血鬼ものと言うよりも、ひねりのあるショートショートとして楽しめる。
世間的には、M・R・ジェイムズの「マグナス伯爵」は、「有名吸血鬼譚」なのだが、私は特には好きではない。(もちろん、嫌いではない)ポリドリの「ルスブン卿」の方が、まだ良いと思うが。

この本、「血と薔薇」風の表紙がなかなかよろしい。
女吸血鬼が、犠牲者の首に歯を立てているモノクロの絵の上に浮かぶ、真紅の薔薇が2輪。
だから、吸血鬼は「赤」がいいんだってば。

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