居間の文庫本棚の、上段右から22番目。
「エジプト十字架の謎」エラリー・クイーン 井上勇訳 創元推理文庫 1978年6月9日 45版(カバー欠にて定価不明)
日本では、「Yの悲劇」に次いで有名なクイーン作品。
しかし、個人的には、なぜこれが特に代表作扱いされるのか、あまりよく分からない。
前のコラムに書いた「オランダ靴の謎」や、「フランス白粉の謎」の方が、クイーンの真髄が現れているように思うのだが?
人気の高い理由を考えても、展開が派手だからか?くらいしか思いつかない。
それと、「ヨードチンキの手がかり」(こう書いてもネタバレにならないところがスゴイ!とは飯城勇三氏の弁)が衝撃的だ、と言う人は、やはり多いようだ。
私は、正直「ヨードチンキの手がかり」は、あまり感心しなかったのだ。「それだけかい!」って思ってしまったのだ。あまりに幼いときに読んだのがいけなかったのだろうか。
しかし、私には今でも、あの波乱万丈な長編の謎を支える力が、「ヨードチンキの手がかり」にあるとは思えない。
うわあ、批判文になってしまったなあ。「エジプト」は嫌いなわけじゃないんだがな。
今、この文を書きながら、ふと思ったのだが、「エジプト」を横溝が書いたら、ものすごくなって、なんかいいんじゃない?
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