草月流 《非公式》 用語辞典

いけばな草月流の、非公式な専門用語辞典です。(草月に限らず、他のいけばな流派に共通するものも含みます)

草月流 理事・顧問試験について〔2〕……試験内容・合格通知など

calendar

※前の記事の続きです

スポンサーリンク

◆筆記試験……花型図

筆記試験の内容が花型図だった場合(今まで、例外なく花型図は出題されているが)、どの型が出題されるのかは試験が始まらないとわからない。そのため、すべての型を覚えなければならないが、草月流の型の数は少ないので、覚えるのは困難ではない。

筆記試験の内容が花型図だった場合(今まで、例外なく花型図は出題されているが)、どの型が出題されるのかは試験が始まらないとわからない。そのため、すべての型を覚えなければならないが、草月流の型の数は少ないので、覚えるのは困難ではない。

逆勝手もよく出題されるので、逆勝手の図も描けるようにし、各型の特徴を複数挙げて説明できるようにしておくべきである。
また、花型図は、「知っている」ことと「描ける」ことが必ずしもイコールではないので、「知っているから描く練習はしなくていい」と思うのは危険である。

花型図は、A評価を取りやすい問題なので、なるべく取りこぼさないように、自信を持ってかけるように準備するとよい。

花型図にかくべきもの

花型図にかくべきものは以下のとおり。

  • 花型図(正面図と俯瞰図)
  • 主枝・従枝
  • 角度
  • 挿し口
  • 型のポイントを、箇条書きで書き添える

◆筆記試験……文章問題

「論文」と言われているが、実際には、ほんの数行書けばよい「小文」である。
文章問題の出題範囲は、受験要領に明記されている。前例を挙げると、

  • 花伝書
  • 草月五十則

などである。
しかし、それらの本の中の一文を引用して、「この文の解釈を書きなさい」という出題なので、出題の一文を採られる本の内容を暗記してこい、という主旨の出題ではない。
よって、いけばなに対して真っ当で健全な見識を持っていれば、出題範囲の本は読まなくても解答は可能である。

◆実技試験……基本的には「剣山なし」

実技試験の内容は、受験要領に必ず記載がある。
しかし、今までの例では、ほとんどが「剣山なし」である。そのため、受験要領が届く前から「剣山なし」の稽古を開始する人が多い。
また、後述する「体験講座」の案内を見ると、出題の内容はほぼ推測することが可能である。

実技試験の花材は、以前は毎年「サンシュユか万作のような、枝がしっかりしていて矯められるもの」に限られていたが、近年は矯められないもの、細いものなども出ることがある。
ワイヤーの使用は許可されており、会場にも自由に使えるワイヤー類が用意してある。

剣山なしの勉強をするのであれば、一般的な稽古花の量よりも多目の花材(だいぶ多目と思ってよい)を用意し、標準サイズの丸水盤で行うと、ほぼ本番と同じ環境で練習することができる。

◆体験講座とは

「理事・顧問昇格試験 体験講座」は、草月流公式の受験対策用講座である。試験が行われる会場で、試験内容の、ほぼ本番仕様の練習ができる。
受講は任意のもので、強制ではない。

受験対策ではあるが、本部講師に基礎的な指導を改めて受けられる希少な機会でもあるので、希望者は早めに申し込んで受講することをお勧めする。

受講しなかった場合も、可能であれば「どんな講座だったか」という情報を、受講者に聴くなどして収集しておくと良い。

◆昇格試験当日の持ち物

  • 筆記用具(鉛筆、消しゴム)
  • 定規
  • コンパス
  • 分度器
  • 花鋏
  • ノコギリ
  • ワイヤー
  • 花包み、花合羽
  • 本部から、「持参しなさい」と指定された書類があれば、それも持っていく

◆合格通知

合格通知が届くのは2月。通知には、昇格料の払い込みの説明や、昇格式の案内などもついている。
昇格式の出席は強制ではないが、例年出席する人のほうが多い。

この記事をシェアする