草月流 《非公式》 用語辞典

いけばな草月流の、非公式な専門用語辞典です。(草月に限らず、他のいけばな流派に共通するものも含みます)

よごし

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切ったばかりの枝の切り口に、墨や土を塗り、切り口の新しさを目立たせなくすること。「よごし=汚し」である。
「切り口に、よごしを入れる」
という言い方をする。

管理人は、汚しを入れるときには、土を使うことがほとんど。しかし、いけばな界的には、墨汁を薄めて使う方がスタンダードかもしれない。(私が土派なのは、なんとなくその方が自然なような気がするから)
草月流本部教室にも、墨汁と筆が用意されていて、薄めた墨汁を筆で塗りつけることができるようになっている。墨汁を使う場合には、かなり薄めないと、切り口が真っ黒になり、かえって不自然になることもある。

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墨汁でよごしを入れる方法

墨汁を薄めるために、何かの容器に少量の墨汁を出す。

少量の墨汁に、水を足す。

↓こんな薄墨で十分。

(「花」と書いたんですけど、恥ずかしいので一部をトリミングしました)
これより濃いと、ちょっとキビシイと思う。

桜の枝の、折矯めした部分が不自然なのを隠してみよう。

薄墨を含ませた筆で……

折った部分を塗りつぶす。

枝を切り取った生々しいあとも……

薄墨で隠せる。

墨を薄めることは大事で、うっかり濃すぎる墨で塗ってしまうと……
かえって目立つので要注意。

土でよごしを入れる方法

切ったばかりの不自然な切り口。
いけばな よごし

庭やベランダから土を調達し……
土

切り口に土を塗りつける。
いけばな よごし
切り口に泥をすりこむようにすればOK。泥をコテコテと厚く塗る必要は無く、すり込んで土色がつくような感じで大丈夫。

よごしを入れるか、入れないかの分かれ目は?

よごしを入れるか入れないかの判断は、「入れなかった場合、作品に違和感があるかどうか」である。違和感があるなら入れるし、違和感がないなら入れないでよい。

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