草月流 《非公式》 用語辞典

いけばな草月流の、非公式な専門用語辞典です。(草月に限らず、他のいけばな流派に共通するものも含みます)

ミニアチュール(みにあちゅーる)

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極小いけばなのこと。
普通ならあまり花活けに使われないレベルの小さな器に、花材もほんの小さな部分を挿して生ける。私は、人に説明するときに、「花を生けられる箸置き(そういう商品があります)」に生ける感じ、とか、ドールハウスに置くくらいの小ささ、と言っている。

ミニアチュールに使う花器の大きさは、およそで言うと、高さ2~8cmくらいの、本当に手のひらサイズである。そのために、何本も花を挿したり、複雑な構成にすることは物理的にできるものではなく、相当短くした花材を1~2本、ちょんちょんと生ける単純なものがほとんど。
単純な道具立ての中で創作することになるので、花材の取り合わせの面白さや、花材のある一部分に注目する面白さ(たとえば、めしべのみに注目したり、花弁一枚に注目したり)を追求する作が多い。また、思い切った色使いで遊ぶものも多い。
つまり、大きな作品では注目することが難しい部分を主役にしたり、小さいからこそできる冒険にトライできるのがミニアチュールの魅力なのである。

ミニアチュール花器は、特にそのためにそろえなくても、家の中にあるもの、たとえば、

  • 香水瓶
  • 何かの蓋
  • ショットグラス(普通のグラスでは大きすぎる)
  • ぐい飲み
  • 豆皿
  • 人形用の食器や茶器
  • トラベル用のコスメ容器

などでも十分役に立つ。

作品サイズが小さいため、5作、6作を並べて飾られることが多いが、「複数で飾る」という決まりは特に無い。

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