草月流 《非公式》 用語辞典

いけばな草月流の、非公式な専門用語辞典です。(草月に限らず、他のいけばな流派に共通するものも含みます)

勅使河原 霞(てしがはら かすみ)

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勅使河原霞
草月流の二代目家元。(1932-1980)
勅使河原蒼風氏の娘。
父親の跡を継いで家元になったが、脳腫瘍で若くして亡くなった。
華やかな色彩と、女性らしい繊細さ・軽快さのある作品を特徴とした。

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力強い人だった……

「女優のようだ」と言われた美人で(十朱幸代に似てる、とよく言われる。言われてから、私にもそう見えるようになってしまった)、流内には、「霞先生の美しさに、ついふらふらと入門してしまった」と言う人が無視できないほど多数存在する。
外見が「たおやか系」の美女であったし、早く亡くなった人なので、弱弱しい性格だったと思っている人も世間にはいるが、創作に打ち込む姿・言葉には、むしろ強さがあふれていた。

私は、生前の氏の、とある講座の録音テープを入手して聞いたが、門弟に檄を飛ばすど迫力講義であった。

性格・その他

性格は、完ぺき主義で、他人には気を遣う人だったという。
「霞」の名は、生まれた場所が霞町だったことにちなんで付けられた。
字面も音も美しい名前だが、母親の葉満氏は、「はかない名前にしなければよかったのか」(早死にしたので)と自著に書いている。

流内では、「霞先生」と呼ばれ、いまだにファンが存在する。家元の期間は短かったので、「霞家元」という呼び方をする人は、あまりいないようだ。

【参考】飛翔―勅使河原霞追悼集 (1981年)