草月流 《非公式》 用語辞典

いけばな草月流の、非公式な専門用語辞典です。(草月に限らず、他のいけばな流派に共通するものも含みます)

竹(たけ)

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三代目家元、勅使河原宏が、巨大インスタレーションの素材として、好んで使用した材料。
いけばなで竹を使うことは、宏氏の竹作品以前から存在したが、竹単体で巨大作品を作ったり、多様な可能性を求めて竹をつきつめた例はほかには見られない。

宏氏が、竹のインスタレーションに着手したばかりのころは、「竹は宏先生の専売」という意識が流の中にあり、魅力がある素材だと思っても手に取れない雰囲気が多少あったが(下手に扱うと、「宏先生を悪くマネした」みたいになってしまう)、草月アトリエによる竹作品が作られたり、竹の講習会が行われるようになると、徐々に流内に竹を扱うノウハウが広がり、現在では大作の材料としては、ポピュラーなものにまでなってきた。

草月アトリエには、割り竹を作る特注のマシーンがあり、よそに同じものは存在しないのだそうだ。本職の竹屋さんだってそういうものは使うのではないかと思ったら、普通、割り竹で何か(たとえば、生垣とか)作る場合に必要な長さは、草月の竹大作で使われる長さよりも圧倒的に短いのだそうである。
つまり、竹を1本まま、長さをカットせずに割り竹にしようなどとする人たちは、世の中に草月人しかいないのだそうである。私たち草月人は、なかなか得がたいノウハウを持っているのである。

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