草月流 《非公式》 用語辞典

いけばな草月流の、非公式な専門用語辞典です。(草月に限らず、他のいけばな流派に共通するものも含みます)

AT賞(えーてぃーしょう)

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家元研究科の優秀者におくられる賞。「AT」とは、「Akane Teshigahara」であり、すなわち「家元賞」に近いものと考えてよいだろう。

受賞までの過程は、以下の通り。

  1. その年の1月~12月までの間に、家元研究科を8回以上受講した者が、「AT賞選考会」への参加申し込み資格を得られる(8回をどんなペースでクリアしてもかまわない。つまり、10月までは不参加で、11月に4回・12月にも4回という受講であっても、参加資格を得られる)
  2. 1の条件をクリアした者で、参加を希望する者が、AT賞選考会に参加を申し込む
  3. 教室運営課より、受講票が送られてくる(もしも送られて来なかったら、問い合わせる必要アリ)。受講票に記載の内容を確認する
  4. 選考会当日 会場でテーマに沿った作品を制作する
  5. 作品制作時間終了後、講師陣で受賞審査
  6. 後日、書面で受賞が通知される(まれに、事前に電話連絡が来る)

以前は、本部があらかじめ候補者を絞り、その少数の候補者だけが選考会に参加できたが、現在では、受講回数8回をクリアすれば、誰にでも選考会に参加する資格がある。
選考会に参加するにあたっては、「受賞者した場合、AT賞展に参加する」ことを了承しなければならない。そのため、「受賞の名誉だけもらって、AT賞展出品は辞退する」という選択肢は無い。

最終選考は、現在では、本部教室に候補者を集め、作品を製作させて、その作品を、家元と研究科講師による審査員が審査し、受賞者を決定している。(かつてはテーマを設けてデッサンを提出させ、デッサンのみで審査が行われたこともあった)

現在の最終選考は、東京と大阪の二会場で行われ、「テーマを与えられて、一時間で一作品生ける」という、きわめてシンプルな形式になっている。
生けた後に、候補者たちは、教室から一旦外に出て、入れ替わりに審査員が教室に入って審査が行われる。その後に、参加者たちは、花をあげて帰るのである。
つまり、その場で受賞者は決定されているのだと思うが、その日のうちには発表されず、結果は後日書面で送付される。受賞者だけに書面が届くのではなく、落選しても「選出されなかった」旨の通知が届く。

受賞者は、花に感謝の日に賞状と副賞が授与されるので、できれば授賞式には出た方が良いと思う。記念になりますよ。(強制ではないけど)
副賞は、AT賞展の製作費用だが、現ナマが渡されるわけではなく、目録が用意されていて、後日口座振込みとなる。

AT賞は、一人で何度でも取ることができ、連続受賞した人もいる。