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草月流 《非公式》 用語辞典

いけばな草月流の、非公式な専門用語辞典です。(草月に限らず、他のいけばな流派に共通するものも含みます)

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教科書(きょうかしょ)

      2015/02/04

草月流公式のカリキュラムテキスト。流内では、「テキスト」「教科書」などと呼ばれるが、現行教科書(2012年現在)の正式名称は、「草月のいけばな 1・2」と「草月のいけばな 3・4」である。
一冊の教科書に、「1・2」という二つの番号がついているので、非常に紛らわしいことがあるが、これは旧教科書が4分冊であった名残であり、免状取得の区切りとも連動する数字なので、「紛らわしいけれど、内部的にはこの方が分かりやすいだろう」という判断かと思われる。

教科書は、宏家元時代に初登場した。いわゆる花型だけでなく、自由花のテーマも設定されているので、製作中や発行当初には「教科書で〈自由〉の方向を決めるのはヘンなのではないか」「自由花を、教科書で教えること自体無理があるのではないか」との声もあったが、現在では、当然のように流に根を下ろしている。(管理人は、教科書なし時代に入門したので、みんなで同じテーマに取り組む〈自由〉というものに、大きな違和感を持った1人である)
たしかに、稀に教科書の自由花を卒業してしまうと、「これから先、どうしてよいか分からない」と呆然とする人もいることはいるのだが、「教科書の自由花テーマ」は、単なる足がかりであり、与えられたテーマをこなすことが草月流の目的ではないため、自由花テーマは自分のイマジネーションの中に求めればよいと気付けば、困ることは何もないのである(個人のイマジネーションの領域に隠れているテーマは、教科書に載っているテーマよりも、ずっとずっと深くて豊かなので、まったく心配しなくて良い)

現行の教科書は(2011年現在)、
「草月のいけばな 1・2」に、花型を主とした40のカリキュラムがあり、
「草月のいけばな 3・4」に、自由花で40のカリキュラムがある。
「1・2」の中の、「1」を終了した段階で、「普通4級証」の免状を、「2」を終了した段階で、「普通3級証」を申請できる。(教科書の最後に、指導者の「終了印」を押すカードがあり、すべてのカリキュラムに押印が済むと、草月流本部にカードを送って、申請手続きができる)
同じく、「3・4」の教科書の、「3」を終了したら「普通2級証」が、「4」を終了したら「普通1級証」が申請できる。
※「普通1級証」の上が、「4級師範」であり、そこから初めて「指導者」になれる。つまり、「教科書が終了した=教える資格が得られた」ではない。指導資格の取得については、当ブログの本サイトに詳しいコラムがある⇒花の資格:草月流師範草月流:理事・顧問試験突破マニュアル

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