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草月流 《非公式》 用語辞典

いけばな草月流の、非公式な専門用語辞典です。(草月に限らず、他のいけばな流派に共通するものも含みます)

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草月展新人賞(そうげつてんしんじんしょう)

      2016/10/05

草月新人賞
秋の草月展(通称:流展)の出品者で、一級師範総務以下の資格を持つ者を対象とした賞。一級師範常任総務以上を持っている者は、対象外となる。

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新人賞の対象は……

一級師範総務までの出品者は、全員が賞の対象である。

「新人」という名称のため、「初出品の者のみが対象では?」と思われることがあるが、出品回数にかかわらず、対象資格者は全員エントリーされる。つまり、常任総務にならなければ、何十回出品しようが、一生エントリー可能である。

新人賞は、一度しか取れない

総務以下の資格であれば、何度でも自動的にエントリーされるが、一度受賞してしまうと、次の年から対象者にはなれない。誰にとっても、一度しか取ることのできない賞である。

(管理人は、常任総務より上になってから、事務方の手違いで自分の席にエントリーカードが置かれたことがあり、空前の「二回受賞」の対象者になりかけたことがあったが、まあそんなことはどうでもよろしい)

新人賞の選考は……

選考は、家元と、ほか数名の流外の識者によって行われる。家元以外の審査員は、基本的には他ジャンルの芸術家数名で構成され、年によって異なる。(同じ人が数年続くこともある)

流展のいけこみが終了した後、審査員たちが、エントリーシートの置いてある作品をすべてチェックし、受賞者を決定する。(投票制か、合議制か、明らかにされていない。あるいは、ケースバイケースなのかもしれない)

受賞の選考の間、作品の前に置かれる席札は伏せられた状態にされる。これは、家元には名前から作者や門下が分かることがあり、公平であるべき審査に情が加わるのを防ぐためである。

このような審査を、前期・後期ともに行い、例年数名の受賞者が出る。私の知る限りでは、単独受賞や「該当なし」の年は無かったと思う。
受賞人数は、あらかじめ決まってはいないので、年によって異なる(でも、大体5~6人)。

受賞者には……

受賞が決まると、その夜のうちに、受賞者には連絡が入るそうである。しかし稀に連絡が無い場合もある。
連絡は有っても無くても、次の日会場に行けば、受賞者ならば、自作の前に「新人賞」の札が立っている。新人賞受賞者は、花に感謝の日に賞状が授与されるので、できれば授賞式には出た方が良いと思う。記念になりますよ。(強制ではありません)

新人賞の影響は……

以前は、新人賞作品は、流内に与える影響が比較的大きく、特定の素材が使われた作品が受賞すれば、次の年には、同じ素材を使った作品が目に見えて増えるような現象があった。しかし、最近は、そこまでの影響は無くなっているようである。

 - 展覧会関係

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