花の情報局 > 草月流非公式用語辞典

草月流 《非公式》 用語辞典

いけばな草月流の、非公式な専門用語辞典です。(草月に限らず、他のいけばな流派に共通するものも含みます)

*

ミニアチュール(みにあちゅーる)

   

極小いけばなのこと。
普通ならあまり花活けに使われないレベルの小さな器に、花材もほんの小さな部分を挿して生ける。私は、人に説明するときに、「花を生けられる箸置き(そういう商品があります)」に生ける感じ、とか、ドールハウスに置くくらいの小ささ、と言っている。

ミニアチュールに使う花器の大きさは、およそで言うと、高さ2~8cmくらいの、本当に手のひらサイズである。そのために、何本も花を挿したり、複雑な構成にすることは物理的にできるものではなく、相当短くした花材を1~2本、ちょんちょんと生ける単純なものがほとんど。
単純な道具立ての中で創作することになるので、花材の取り合わせの面白さや、花材のある一部分に注目する面白さ(たとえば、めしべのみに注目したり、花弁一枚に注目したり)を追求する作が多い。また、思い切った色使いで遊ぶものも多い。
つまり、大きな作品では注目することが難しい部分を主役にしたり、小さいからこそできる冒険にトライできるのがミニアチュールの魅力なのである。

ミニアチュール花器は、特にそのためにそろえなくても、家の中にあるもの、たとえば、

  • 香水瓶
  • 何かの蓋
  • ショットグラス(普通のグラスでは大きすぎる)
  • ぐい飲み
  • 豆皿
  • 人形用の食器や茶器
  • トラベル用のコスメ容器

などでも十分役に立つ。

作品サイズが小さいため、5作、6作を並べて飾られることが多いが、「複数で飾る」という決まりは特に無い。

 - 花型・技法・技術など

  関連記事

no image
花材(かざい)

いけばなを生ける材料のこと。(料理における「食材」のような使い方である) 花のみ …

投入(なげいれ)

筒型、つぼ型などの、要は一般的に「花瓶」と呼ばれるような花器に、剣山を使わずに生 …

十文字留め(じゅうもんじどめ)

仕切り留めの一種。花器の中に、「十」の字型に棒を入れて花留めにする技法のこと。初 …

no image
いけばなデモンストレーション(いけばなでもんすとれーしょん)

いけばなのデモンストレーション(実演)である。 文字通りに捕らえると、「人前でい …

no image
盛花(もりばな)

水盤や鉢のような器に、剣山を使って生けることを指す。 (「盛り花」と表記しても問 …

枝ぶり(えだぶり)

本来の「枝ぶり」の意味は、枝の伸びている様、その格好などを指すものだが、いけばな …

no image
水揚げ(みずあげ)

切花の、水の吸い上げを良くする方法のこと。 いくつかの方法があり、当ブログの本サ …

no image
大作(たいさく)

大きな作品のこと。 特に、何cmより大きければ大作、という定義などは無いが、流展 …

よごし

切ったばかりの枝の切り口に、墨や土を塗り、切り口の新しさを目立たせなくすること。 …

no image
正月花(しょうがつばな)

正月用に生ける花のこと。 草月流の場合、「正月専用」の型などは無く、器・花材など …